- 1 じっちゃま発信内容
- 1.1 決算は良く投機熱は冷めた。GAFAMが相対的に安い
- 1.2 前半部分の超時短まとめ
- 1.3 8割以上の企業が決算ポジティブサプライズ
- 1.4 決算後の株価の反応はいまいち
- 1.5 GAFAMはすべて好決算
- 1.6 GAFAMが相対的に安くなっている
- 1.7 注目Q&Aの超時短まとめ
- 1.8 現在のマーケットは投機熱が冷めた
- 1.9 AAPL・TSLA・GOOG決算後の反応が良くないが無視して良い
- 1.10 ランダム・ウォーク理論はウォール街でそれなりに重要視されている
- 1.11 今年は確定申告が1ヶ月ずれている。Sell in Juneかもしれない。
- 1.12 FRBが高インフレ下でも低金利を続ける理由
- 1.13 ああ
じっちゃま発信内容
ライブ前半のじっちゃま発信部分の内容です。
決算は良く投機熱は冷めた。GAFAMが相対的に安い
前半部分の超時短まとめ
- 8割以上の企業が決算ポジティブサプライズ
- 決算後の株価の反応はいまいち
- GAFAMはすべて好決算
- GAFAMが相対的に安くなっている
8割以上の企業が決算ポジティブサプライズ
これまでにS&P500採用銘柄の60%が決算発表を終えました。
そのうち86%がEPS予想を上回っていて、78%が売上高予想を上回わる決算を出しています。
逆に言うと、超えられないと結構ヤバいよねってことです。
- 消費循環($F)
- 金融($GS)
- コミュニケーションサービス($FB)
- エネルギー($HES)
等が挙げられます。
決算後の株価の反応はいまいち
今回、ポジティブサプライズの決算(決算ビート)を出した企業の翌日の株価上昇の平均は+0.9%でした。
例年平均は+0.8%なので、ほぼ同じと言えます。
GAFAMはすべて好決算
GAFAMは全て決算良かったです。
ティッカー | EPS予想 | EPS実績 | 売上予想 | 売上実績 |
GOOG | 15.64ドル | 26.29ドル | 514億ドル | 553億ドル |
AMZN | 9.55ドル | 15.79ドル | 1046億ドル | 1085億ドル |
FB | 2.32ドル | 3.30ドル | 236億ドル | 262億ドル |
AAPL | 0.98ドル | 1.40ドル | 768億ドル | 895億ドル |
MSFT | 1.77ドル | 1.95ドル | 400.83億ドル | 417億ドル |
GAFAMが相対的に安くなっている
しかし、好決算発表後の反応は今ひとつでした。GOOG、FBはあげましたが、APPLは過去最高とも言って良いような決算でしたが、なんと下げました。
GAFAMは半年以上横ばいの株価が続いています。その結果マーケット全体に占めるGAFAM占有率は下がってきています。
S&P500指数に占める時価総額の割合は次の通りです。
昨年8月末時点→現在
- AAPL 7.3%→5.9%
- MSFT 5.9%→5.3%
- AMZN 5.0%→4.2%
注目Q&Aの超時短まとめ
私が注目したQ&Aまとめます。
- 現在のマーケットは投機熱が冷めた
- AAPL・TSLA・GOOG決算後の反応が良くないが無視して良い
- ランダム・ウォーク理論はウォール街でそれなりに重要視されている
- 今年は確定申告が1ヶ月ずれている。Sell in Juneかもしれない。
- FRBが高インフレ下でも低金利を続ける理由
現在のマーケットは投機熱が冷めた
今のマーケットは欲望がすごく後退したマーケットだと思います。
例えば
- ロビンフット現象の沈静化
- SPACブームも冷めた
- EV・燃料電池などのテーマ株も冷めた
- IPOも激減。パフォーマンスも良くない
全体の出来高も低い。
その理由は、ワクチン接種により街でお金を使うようになっているから。
AAPL・TSLA・GOOG決算後の反応が良くないが無視して良い
そもそもなぜ良い決算かどうか精査しているかというと、決算後の株価の動きに惑わされず「良い決算は買い・悪い決算は売り」を励行するため。
それらの銘柄は「良い決算」だったので買いです。
ランダム・ウォーク理論はウォール街でそれなりに重要視されている
それなりに重要視されている。今はとりわけ、ランダム・ウォーク理論が説得力ある。
去年は簡単な相場だった。テーマやストーリーがある株はそれだけで面白いように上がった。そういう相場は「ランダムウォークセオリーが通用しない」。
何買っても上手く行かない。そういう相場が「ランダムウォーク」と言える。だから難しい。今みたいな状況。
でもこの状況が本来の「普通」です。この状況で我々がやらなければいけないのは
- 十分な分散(VTI)
- ファンダメンタルズ・バリュエーションに気を配る
今年は確定申告が1ヶ月ずれている。Sell in Juneかもしれない。
どうなるかはわからないが、今年は確定申告タイミングが通常の4月15日から1ヶ月伸びた。そのためSell in Juneかもしれない。
具体的には、5月15日以降にちょっと株価高い局面があるかもと思っている。
FRBが高インフレ下でも低金利を続ける理由
前回のFOMCでパウエル議長が一番丁寧に答えた質問が
という質問でした。
FRBはインフレが起きているということは認めています。それなのになぜ、それは「一過性のものだ」として低金利政策を進めているのか。
大きな理由は2つ
- ベースエフェクト
- ボトルネック
一つの理由は「ベースエフェクト」です。
ベークエフェクトとは、低いスタート地点から始まった結果、変化率で考えると急激に高くなったかのように感じることを言います。
現在のインフレは、この「ベースエフェクト」によって1%程度ゲタを履いているとFRBは考えています。
現在のインフレ率の2.6%のうち1%はベースエフェクトで、実際は1.6%程度だと考えているわけですね。
2つ目の理由は、「ボトムネック」です。
ボトムネックとは、全体のうち1番低い部分によって、全体が影響を受けてしまう現象を指す言葉です。
現在の経済状況に置き換えると、急激な経済再開が起こり、それについていけないセクターが急激なインフレを起こしてその結果、全体としても高インフレが巻き起こされているということです。
例えば、材木・コンテナ等が挙げられます。
それらは一過性で時間が解決するとFRBは考えています。
ああ
良い決算を出せば、コンセンサス予想が上方修正されていく。経験則でいうとこのときが一番株価が伸びやすい。だから好決算の銘柄を買ってくださいと言っています。
