3月12日にじっちゃまのYoutubeライブがありました。
この放送の内容の要点をまとめておきます。
じっちゃま発信内容
ライブ前半のじっちゃま発信部分の内容です。
今が優良グロース株の仕込みどき!
今、チャラチャラした銘柄からハイクオリティな優良銘柄にPFを組み替えよ!
じっちゃま
チャラチャラした銘柄で短期で値幅を取るような相場はもう終わった
前半の超時短まとめ
- 今回の金利上昇の理由は、ワクチン接種による景気回復期待によるもの
- FOMCではSLRの延長に言及するか注目
- 今、ハイクオリティな優良銘柄にPFを組み替えよ!
それぞれ見ていきましょう。
長期金利が上昇している理由
バイデン大統領が
- バイデンが5/1にワクチン接種の年齢制限を解除と発表。
- 独立記念日の7/4をアメリカ平常回帰のターゲット日に設定
これら2つのことから、国民全体にワクチン接種を促しています。
ワクチン接種によって
経済再開で景気が強くなる
↓
債権は売られる
↓
金利は上昇する
これが3/12金利上昇の理由ということです。
SLRを延長するかFOMCに注目
以前、債権の入札が上手く行かず長期金利が急騰した原因としてSLRという制度をじっちゃまが説明してくださいました。
詳しくは3/5の記事を参照してください。
関連記事
3月5日にじっちゃまのYoutubeライブがありました。
https://www.youtube.com/watch?v=WfwCoU5TbR4
この放送の内容の要点をまとめておきます。
じっちゃま発信内容
ライブ前半のじっ[…]
SAN
この記事の「今回の債券市場の下落(金利の上昇)の理由」という部分です。
SLRの期限が3月末で切れるというのが前回債権の入札が上手く行かなかった理由ですが、それが延長されるかどうかの発表がもしからしたら今度のFOMCであるかもしれないとのことです。
しかし、そもそも昨年の4月にSLRが発表されたのはFOMCではなく、臨時で発表されているので、今回も別にFOMCで発表する必要はない。もしかしたら今回も臨時で発表されるかもしれないとのこと。
今、PFをハイクオリティな優良銘柄で固める必要がある
この手のドタバタは今後何度も起きる可能性はある。
景気が強くなってきてるのは明白で、そうなるとFRBは超低金利政策を維持していられなくなる。
遅かれ早かれ次の政策に移る必要がある。
いつまでも金余りを大前提で投資戦略をつくるのはオワコンになってきている。
値動きが面白ければいい。エキサイティングれあればいいという意識は改めるべき。
じっちゃま
過去のバブル期に何度も繰り返された現象
チャラチャラしたポンコツな株で短期で値幅を取るという考えは改めて、ハイクオリティな優良株にPFの中身を変える必要がある。
SAN
ハイクオリティな株とは「決算をしっかり出している企業」ということですね。
今回決算が良かった優良株を具体的に紹介されているので参考に投資していきましょう。
そして、今回の急落は今まで安くならなかった優良株を仕込める絶好のチャンスです!
SAN
じっちゃまは今フルインベストメントだそうです!
注目Q&A
多くのQ&Aの中から、投資が学べる内容や、じっちゃま銘柄の続報などを取り上げます。
当ブログでは、視聴者が質問した銘柄で、じっちゃまが
と言及した銘柄に関しては「じっちゃま銘柄」とはしていません。
あくまでもじっちゃまが能動的に言及した銘柄を「じっちゃま銘柄」としています。
注目Q&Aの超時短まとめ
私が注目したQ&Aまとめます。
- 現在のドル安の仕組み
- アメリカは構造的にデフレになる
- 決算が良くPFに入れておくべき銘柄
- $ZM
- $OKTA
- $DOCU
- $TWLO
- $TTD
- $PINS
- $FVRR
- $SQ
- $ROKU
- SPACは99%の人が大損になって終わる
現在のドル安の仕組み
ドル安になるのでしょうか?なるとしたらいつでしょうか?
わかりません。
今起こっていることは、アメリカの景気は良い。これからも良くなる。アメリカはものづくりの国ではない。消費の国。景気が良くなれば中国などからたくさん物を買う。すると貿易赤字は拡大する。好景気のドル安という形でナチュラルにドル安になる。
今は、イールドカーブが立っている。つまり利回り的にアメリカのアセットは魅力的。だから目先ドルにお金をシフトする投資家が増えてドル高になっている。
SAN
ドル安ドル高の背景を教えていただけるのは非常にありがたいですね
アメリカは構造的にデフレになる
TLT(債権ETF)は買いでしょうか?
長期で見ればアメリカはこれからインフレが続くとは思わない。瞬間風速で今が一番インフレ期待が高い。でも長期で見れば、アメリカはデフレの圧力が強いということがおいおいわかってくると思う。その一つの理由がテクノロジー。
例えばドキュサイン。今まではサインで契約してたがそれをデジタルで置き換える。そのことで手間が省ける。日本のはんこの議論と一緒。
何が言いたいかと言うと、ホワイトカラーの仕事のかなりの部分がクラウドという形で置き換わっている。昔と同じ数のホワイトカラーのオフィスワーカは必要ない。
もっと言えば、サラリーマンがAIに取って代わられるというプレッシャーがヒシヒシと感じられる。それは賃金という観点からすれば、下落プレッシャーがかかる。雇用という観点で言えば、リストラプレッシャーが働く。それらはすべてデフレ的なプレッシャー。
中期的に見れば、アメリカはデフレ圧力は非常に強いと僕は思う。だから長期債はある時点で見直されると思う。しかし短期的に見れば、SLRの問題が解決しないと長期債は出直ってこないと思う。
この「デフレプレッシャー」については、近頃何度も言及されています。つまり、米国株投資をする上での基本的な考え方になる重要な事柄であるといえるでしょう。
現在は、景気回復のインフレ期待から金利が上昇していますが、もっと大きな視点で言えば、常に「デフレプレッシャー」が働いているということは頭に入れておきましょう。
SAN
ARKのキャシーも同じことを言っていますね
決算が良くPFに入れておくべき銘柄
OKTA, SQは逆に仕込み時でしょうか?
成長株の中でも、良いグロースとクソなグロースの業績の差が鮮明になってきている。
良い決算でみんなのPFに入れておくべき銘柄をあげると、ZM, OKTA, DOCU, TWLO, TTD, PINS, FVRR, SQ, ROKU
じっちゃま
ストーリー一発の銘柄などは今後買わないほうが良い。
3Dプリンティングの会社とかどれを見ても決算は良くない。
SPACは99%銘柄が紙くずになって大損して終わる
SPAC銘柄でボロ株ではないのはあるでしょうか?
ほとんどのSPAC銘柄はゴミ。でもゴミではない銘柄もある。例えば$DKNG(ドラフトキングス)。
僕が見てて結構数字出せそうだなと思う銘柄はSFTW(ブラックスカイ)。利益が出せそうなビシネスにしようとひしひしと感じるのはHOL(アストラ)。
他に業績がしっかりしているからSPAC買おうと思えるのはほとんどない。
例えばCCIV(ルシッドモーター)は数字もない、スケジュールもない、財務諸表もない、ターゲットもない。なにもない。
どこかでSPACブームはずっこけて、死屍累々になると思う。99%の銘柄が紙くずになって大損して終わると思う。
数年後は誰にもわからない
10~20年後のBTC長期投資についてどうお考えでしょうか?
この手の質問は大嫌い。なぜかというと5年後10年後20年後どうなってるかなんて誰にもわからない。それはじっくりハタと手を休めて、「5年後の将来なんてわかるのだろうか」と考えたら「予測不可能が」と誰にでもわかること。
アナリストの予想が多少効力を持つかどうかのリサーチ結果ではせいぜい2年
これは何度もライブの中でじっちゃまが紹介していることですね。
じっちゃま
2年以上先に関しては無価値、コイントスでしか無い!
ARKの仕事は素晴らしいが、何年後に何が起こるという予測はできない。
じっちゃま
ARKがテスタの売上が何年後にいくらになると予想していたとしたらそれは馬鹿げている。全体の方向性はある程度予測できる。でもそこで終わりだと思う。
過去のゲノム相場から学ぶべきこと
1998年にゲノムブームがありました。ヒトゲノムがすべて解読されました。
そこからゲノム創薬というのがすごく流行ると思われました。しかし、ヒトゲノムが解読されたからと言ってすぐに創薬に生かされるわけではない。創薬に至るまでのハードルはいくらでもある。
ゲノム創薬が実用化するのには10年くらいはかかるだろうと言われていました。
今、mRNA技術による新型コロナワクチンが開発されました。これが初めてのゲノムのホームランと言っていい。
つまり20年かかっている。
10年くらい誤差はラクショーである。芽の出ない10年間は株式投資家として地獄の10年。
じっちゃま
頼りになるのはストーリーではなく決算!!
SAN
超長期投資・ガチホについて考えさせられますね。
GEの航空機リース事業の売却は正しい判断
GEの航空機リース事業の売却はプラスでしょうかマイナスでしょうか?
売却したことでEPSは下方修正したが、売却は正しいと思う。
DRVNはまだ許していない
DRVNの決算はカンファレンスを聴いた内容としては決算悪いと言えないのではないでしょうか?
僕が気に入らなかったのは、既存店売上がマイナスでとりわけ塗装衝突ガラス修理が-7.3%と悪かった。そのことに関してロードショーで「既存店売上は余裕でプラスにできる」と言っていた。悪かった原因が、コロナの影響で事故が少なかったという理由ならロードショー時点で既にわかっていたはず。裏切られた。
確かに今後みんなが街に出れば売上が回復するのはわかりきっているが、僕が問題にしているのは、この会社のガイダンスが甘いということ。引受会社のバンク・オブ・アメリカの指導が甘い。僕はまだ許してない。
SAN
ここで損切りするのは痛いかもしれないですが、決算が悪い会社、株主をナメてる会社は鼻くそピーンする練習もしなければなりませんね。
じっちゃまは現在フルインベストメント
1月の後半にポートフォリオの半分はVTIで、キャッシュポジションも大きくしていると仰っていましたが、今日の時点でじっちゃまのポートフォリオどうなっていますか?
現金はほぼゼロ。VTIは持っているけれどもグロースに突っ込んでます。
ドットコムバブル崩壊でも良い決算を出し続けたハイテク企業は皆無
ドットコムバブル崩壊の際、その中にあっても良い決算を出し続けたハイテク企業はありましたか?
一社もなかった。全滅でした。ボロボロでした。
これは面白いですね。以前からこうおっしゃっています。
SAN
決算を頼りに投資をしていたおかげでドットコムバブル崩壊はかすり傷ですんだ。
SAN
「じっちゃま学徒」としては、グロース銘柄に関しては自分の感情や企業のストーリーを抜きにして決算を頼りに投資を進めていきましょう!
ちなみに、これも何度もおっしゃっていることですが、バリュー株に関してはこの限りではありません。
じっちゃま
グロース株は付き合いたてのカップル。バリュー株は老年夫婦。
付き合いたてのときは「良いカッコ」しなければならないし、嫌な面が見えたらすぐに冷めてしまう。試されている。
老年カップルは相手に少し欠点があっても許せるよね。
PF戦略
最後におまけで、私のPF戦略です!
現在のPF
じっちゃまのオススメ
今回出てきた銘柄は
- $ZM
- $OKTA
- $DOCU
- $TWLO
- $TTD
- $PINS
- $FVRR
- $SQ
- $ROKU
前回紹介されたものからマーカーの銘柄が追加されました。
SAN
前回は$VEEVも入っていましたが、今回抜けたことに特に意味はないと思います。多分$VEEVも依然としてオススメ銘柄と見ていいと思います。
この中で現在保有しているのは、$ZM、$PINS、$OKTAの3つです。
気になっているのは$ROKUですね。
これまで上げ続けで買いのチャンスがなかった銘柄ですから、今回の急落は本当にチャンスに見えます!
$ROKUは多分買うかなーと思っています。
SAN
以上、今回もここまで読んでいただきありがとうございました!
注意
・じっちゃま自身は「推奨銘柄」とはおっしゃっていません。
・同じ銘柄でも売買タイミングで利益が出ることも損になることもあります。
・投資の最終的な判断はご自身でおこなってください。