3月5日にじっちゃまのYoutubeライブがありました。
この放送の内容の要点をまとめておきます。
じっちゃま発信内容
ライブ前半のじっちゃま発信部分の内容です。
雇用統計とこれからの金利の動きについて
前半の超時短まとめ
- 今回の雇用統計は強くなると市場は予測。
- その結果、10年債利回りは上昇。折り込んでいる。
- 昨年FRBはインフレターゲット2%を目指すフレームワークを変更
- そのため、今回雇用統計が強くともFRBはすぐには利上げしないと考えられる
インフレターゲットのフレームワーク変更は非常に重要なので、じっちゃまは放送で何度も何度も何度も説明されています。
景気回復を折り込んで10年債利回りが上昇している
さらなる市中金利の上昇の条件
政府の経済政策は「金利政策」と「量的緩和政策」
- 金利政策
- 量的緩和政策
です。
金融政策の出口
景気が回復してきたら、金融政策は徐々に引き締めれていきます。
そのときは緩和のときの逆の順番、つまり
「量的緩和政策」引き締め → 「金利政策」引き締め
となります。
「量的緩和政策」引き締め(出口戦略)のことをテーパリングとよんでいます。
政府が打ち出す財政政策との相乗効果などで景気が上向くと判断されると、金融政策を正常に戻すべく中央銀行は出口戦略として量的緩和の縮小を実施します。英語のTaperingは「先細り、徐々に減らしていく」という意味ですので、量的緩和の縮小は『テーパリング』と呼ばれるようになっています。
FRBはテーパリングをおこなうのか?
インクルーシブ(inclusive)な雇用の改善が必要
雇用状況は改善しています。しかし、コロナショック前よりも人種間での格差が拡大しています。
そのことを受け、FRBのブレイナード理事は「インクルーシブな雇用の改善が必要」と発言しています。
そのため彼女の発言には注目すべきである。
インフレターゲットのフレームワークの変更
これが非常に大切なポイントです。
昨年FRBはインフレターゲットのフレームワークの変更を行っています。
つまり2%に近づいてきたら徐々に引き締めを行う。
つまり、2%が見えてきてもすぐには引き締めを行わない。今までよりもどっしり構える。
今年は一回も利上げしないと思います。今年はテーパリングもしないと思います。つまり今年はFRBは何もしないと思います。
注目Q&A
多くのQ&Aの中から、投資が学べる内容や、じっちゃま銘柄の続報などを取り上げます。
当ブログでは、視聴者が質問した銘柄で、じっちゃまが
注目Q&Aの超時短まとめ
私が注目したQ&Aまとめます。
- みんなが恐怖に震えている場面が買いポイント
- 宇宙関連銘柄はストーリー一発ではなく、売上の予想が立ちやすい実業
- 現在のドル高はドル需要による一時的なもの(基本ドル安目線)
- 今はアメリカの資産を持ちたがっている局面。新興国株は売られやすいので注意
- 資本主義には債権と株式のバランスが自然に調節されるシステムが内包されている
- 今回の債券市場の下落の原因は、メガバンクのSLRが問題
- OKTAの買収は良い買収
- コインベースのIPOによってBTCは上がる
- グロース銘柄は利益が出せないので、四半期決算が特に重要。成長後は営業CFマージン、グロスマージンを手ががりに投資
グロースはゲロ吐きながら買う
みんなが恐怖に震えているから
これは、非常に大切な考え方ですね。
株式の売買のタイミングについてTwitterにてじっちゃまが発言しています。
キミらの一番損するポジションは(ちぇ!こんなことならもっと沢山買っておくんだった!)と儲けそこなった事にプリプリ起こりながら「エイヤア!」と大きく振り込んだポジションだ。それが……フッと見たら、大きな損になっていることが多い。
— じっちゃま (@hirosetakao) March 4, 2021
今日建てたポジションは、それとは性格がちがう。
株というものは恐怖でゲロ吐きながら買うものだよ。
— じっちゃま (@hirosetakao) March 4, 2021
「ゲロ吐きながら、歯を食いしばって買う」の意味を、かみしめろ!
— じっちゃま (@hirosetakao) March 4, 2021
急落の初動ではこう発言されています。
VIX(恐怖)指数は僅か23.11です。少しでもトレーディング齧ったことある人なら知っていることだけど、普通、投資家がもっと震え上がらないとアク抜けにはならない。 pic.twitter.com/12T7OpXlH8
— じっちゃま (@hirosetakao) February 23, 2021
コロナショックを振り返ってみても、みんながゲロ吐いてた3月4月にたてたポジションは信じられないくらいの利益が出ているはずです。
一方、バイデン銘柄として踊っていたクリエネやSPAC、小型株を1月2月に追いかけた人は今相当やられていると思います。
私はこういう状況でストレスなく買っていくために、ジムクレーマーが強調していることですが、「徐々に買っていく」ということを実践しています。
いつが底かはわからないので、下がっても買い下がって行けるように何回かに資金を分けて買うようにしています。
宇宙関連銘柄はAI・ビッグデータのど真ん中
これも、以前からおっしゃられていますが、非常に参考になるご意見です。
宇宙関連銘柄と聞くと、すぐに利益にはつながらない夢のような「ストーリー一発銘柄」と思いがちですが、そうではないとじっちゃまは言います。
AI・ビッグデータの解析の「元」となるのは画像や映像の生のデータ。
その生の画像・映像を衛星から撮影し取得するのがじっちゃまが推奨の宇宙関連銘柄です。
現在のポートフォリオ SAN まだ全部現金です(笑) じっちゃまは 金利の動きが落ち着いてから出動 とおっしゃっていました。 その言いつけを守り、まだ動いていません。まだ現[…]
だから宇宙ビジネスを「夢物語だ」と考えるのは間違い。実際には、きわめて将来の売上高を予想しやすい、安定収入が期待できる事業がごろごろしています。
— じっちゃま (@hirosetakao) March 3, 2021
みんながドルの資産がほしいからドルが高い
今ワクチンの摂取はアメリカがリードしてる。つまりアメリカの景気回復が一番早い。アメリカの今年のGDP成長は7%くらいが見込まれている。これは中国とかより高い数字。だからみんなドルの資産を買いに来ている。ドルの資産を買うためにはドルが必要。ドルが買われている理由はそういうこと。
新興国はちょっと注意
ドル高の局面ではアメリカの投資家はアメリカに資産を移す。そっちの方が有利だから。とりわけ新興国株式は要注意。
株や債権を売った資金はどこへ向かうのか
今回の債券市場の下落(金利の上昇)の理由
これは今回の株式市場のクラッシュの直接的な原因なので、是非動画を視聴してください。
https://t.co/pnzqb76KKn 【過去動画】長期金利上昇の一因は米国債SLR算入除外を延長する懸案が片付いてないから。鍵を握るのはウエルズファーゴ制裁解除(1:50:30から視聴して)
— じっちゃま (@hirosetakao) March 6, 2021
今回の10年債利回りの上昇の理由に関しては、Twitterても発言されていました。
ここではそれを紹介しておきます。
パウエル議長とのQ&A、いま問題になっている銀行会計のSLR計算から財務省証券を除外する現行臨時措置の期限延長に関しては何の手掛かりもありませんでした。長期金利が上昇しているのは、そのため。
— じっちゃま (@hirosetakao) March 4, 2021
動きにくい理由は、メガバンクが債券をごっそり買い込むことに対する「見て見ぬフリをする」会計上の特例が、今月末で時間切れ終了になりそうだから。
— じっちゃま (@hirosetakao) March 4, 2021
この免除措置があったから、メガバンクが積極的にトレジャリーに応札できたわけです。でもそれは時限措置なので3月31日で終了になってしまう。それを延長してくださいとメガバンクは要望を出しています。
— じっちゃま (@hirosetakao) March 4, 2021
もうひとつの問題としてメガバンクの一角、ウエルズファーゴは架空口座問題の責任を採らされて今、総量規制のペナルティーを受けています。だから総資産を増やすことが出来ない。
— じっちゃま (@hirosetakao) March 4, 2021
。つまりメガバンク4行のうち1行が、政府からの「罰」で身動きできない状態に置かれている。
— じっちゃま (@hirosetakao) March 4, 2021
そろそろ……ウェルズファーゴを許してやるべき。
$OKTAは良い買収をした
コインベースIPOによってBTCがあがる理由
グロース企業では決算を特に重要視する理由
- 売上高
- EPS
- ガイダンス
この3つがすべてコンセンサス予想を上回ること
PF戦略
最後におまけで、私のPF戦略です!