この記事では、じっちゃまおすすめする老後のための資産形成方法「iDeCo」をじっちゃまの講義に、さらに解説を加えてまとめています。
世界の中で日本の金融資産状況ってどうなってるの?
iDeCoってどんな制度なの?
という疑問を解決します。
SAN
じっちゃまが最もオススメされている資産運用方法です!
4月7日にじっちゃまのYoutubeライブはこちら。
この放送のiDeCo解説部分をまとめておきます。
じっちゃま発信内容
ライブ前半のじっちゃま発信部分の内容です。
iDeCoを使って自分で老後に備える!
高年齢者雇用安定法改正。株式を積立投資し自分で老後に備えないとダメ!
前半部分の超時短まとめ
- iDeCoでVTIを買い、年率8%程度見込む
- 日本の老後は貧しい
- 投資をしないと老後働かなくてはいけなくなる
- 日本の貯蓄率は非常に低い!
- 老後2000万円問題はiDeCoで解決する
- 日本人は貯金しているから資産が少ない!
- iDeCoの次は積立NISA
それぞれ見ていきましょう。
iDeCoでVTIを買い、年率8%程度見込む
冒頭でじっちゃまがおっしゃった結論です。
以前からじっちゃまはiDeCoをおすすめしておられます。そしていつもオススメされるVTIです。
iDeCoってなに?
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度。
SAN
優遇制度のある積立投資と思えば一番わかりやすいです。
- 掛け金が全額控除(減税)される
- 売買益にかかる税金もゼロ!
- 60歳になるまで引き出せない
- 口座維持手数料などがかかる
- iDeCo口座で買える商品は指定されている
- 掛け金の上限は職業によって決まっている
赤のマーカーがメリット、青のマーカーがデメリットです。
SAN
デメリットもありますが、メリットがめちゃくちゃでかいのでやらない手はありません!
所得控除(減税)メリットをもう少し解説します。
所得控除(減税)メリット
SAN
ただ積み立てるだけで年間数万円の節税ができます。
SAN
そのお金でさらにVTIを買えばどんどん資産が増えますね。
デメリットにも注意
先程見たように、デメリットもあるので注意は必要です。
SAN
メリットの方がどでかいので、やらない手はありませんが、知っておきましょう!
60歳になるまで引き出せない
これが一番大きなデメリットです。
お金が必要になっても取り崩すことができません。
iDeCoはそもそも「年金」としての優遇制度なので、その性質上当たり前の制限とは言えますね。
子供の学費の積立や、住宅購入の頭金のための積立などでは使えませんね。注意しましょう。
SAN
それらのための積立には「積立NISA」の優遇制度が使えます!
口座維持などの手数料がかかる
通常、投資信託を楽天証券などのネット証券で保有する場合は、手数料はかかりません。手数料は商品ごとの信託報酬のみです。
iDeCoの場合、それに加えて手数料がかかります。
多くのネット証券は「iDeCo手数料0」を宣伝していますが、証券会社に支払う手数料は0でも、「国民年金基金連合会等にお支払う手数料」が発生します。
SAN
年金なので国の機関が関わっています。その機関に支払う手数料です。
その手数料は、大手ネット証券では
月々、171円
かかるようです。
そんなに大きな金額ではありませんが、月々12,000円積み立てるとすると、購入手数料が約0.015%かかっているようなものですね。
注意してほしいのは、これがメガバンや地方銀行の窓口で加入すると500円程度に跳ね上がります。
iDeCoで購入できる商品は証券会社によって決まっている
また、iDeCoの特徴として、購入できる商品は証券会社によって決まっているということが挙げられます。
じっちゃまのおすすめするVTIは、ETFで投資信託ではありません。ですので、そもそもiDeCoで購入することはできません。
VTIの投資信託版が「楽天VTI」ですが、「楽天VTI」をiDeCoで購入できるのは、いまのところ「楽天証券」だけだと思います。
SAN
どうしてもVTIを積み立てたい人は楽天証券にiDeCoを開設しましょう
しかし、じっちゃまがいつもおっしゃるように、S&P500に投資する商品でもVTIと同等の投資ができます。
SAN
じっちゃまは完結に伝えるためにVTIとおっしゃいますが、S&P500でもオッケーという解釈で間違いありません。
例えば、SBI証券やマネックス証券では、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を購入することが出来るので、実際にはどこの証券会社でも大丈夫です。
ちなみに、「どの商品が良いの?」という人にはこの記事が参考になると思います。
【保存版】人気投資信託の「実質コスト」比較
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この記事では以下の商品の「実質コスト」を比較します
eMAXIS Slim S&P500
eMAXIS Slim 全世界株式
楽天VTI
楽天VT
eMAXIS Slim 先進国
eMAXIS Slim 3地域均衡
投資信託[…]
SAN
以上、ここまでがiDeCoの説明になります!
日本の老後は貧しい
リアイア後、現役自体の所得の何%を年金等で受け取れるか、というのを示す割合を「所得代替率」といいます。
じっちゃまが示した資料とは違いますが、ニッセイが出している資料です。

日本と同じように公的年金の率が低い国は地域年金や私的年金でカバーしていますね。
この私的年金にあたるのが、iDeCoです。
投資をしないと老後働かなくてはいけなくなる
老後の資本所得は低く、労働所得が高い!

SAN
こう見ると、やはりヨーロッパは充実しているようですね
これをみると、投資しないと老後も労働しないといけなくなるということがよくわかります。
日本の貯蓄率は非常に低い!
これは意外というか勘違いしている人が多いと思います。

日本って貯金大好きイメージがありますが、実は貯蓄できていないんです。
理由は単純で、ここ数十年給料が上がらず家計が苦しくなっているからですね。
老後2000万円問題
これは非常に話題になったので、覚えている方も多いと思います。
SAN
ここでは、老後2000万貯めるためのシミュレーションをしてみたいと思います。
年率5%で2000万貯めるためには
楽天証券のHPに「積立かんたんシミュレーション」というページがあるのでそれを使ってやってみます。

23000円というのは、企業に勤めている人のiDeCoの上限額です。
なんとぴったり!!
やってみてびっくりしました(笑)
iDeCoの上限額を年率5%想定で積み立てると約30年。30歳からiDeCoを始めれば老後問題は解決するということです。
この元本はたった847万円なので、投資、福利の威力とはなんとすごいことかわかりますね。
しかも、もしiDeCoでなければ、売買益の20%は税金になるので、手残り80%ですから
(2000-847)×0.8+847=1700(万)
1700万円になります!300万足りません・・・
iDeCoのありがたさがわかります。
じっちゃまの想定8%なら・・・
じっちゃまはVTI(S&P500)の年率を8%で想定されていました。
SAN
先程は控えめの設定でやりました。個人的には8%はちょっときついんじゃないかと思っています。
じっちゃま想定の8%で同条件でどうなるか見てみましょう。
なななんと3600万円!
当然元本は同じく847万円です。
日本人は貯金しているから資産が少ない!
日本人のしさんがなぜ少ないのかと言うと、貯金しているからです。
投資してないから、資産が増えないのです。
じっちゃま
日本人が怠けているからというわけではありません。貯金しても増えないのに貯金し続けている。日本人は情弱なんです!悔しい。
株式に投資しているかどうかだけでこんなに資産が変わるのはすごい残酷と言うか不公平な感じがしますが、これが資本主義のルールです。このルールの上で生きている以上やるしかありません。
SAN
個人的には資本主義にはいろいろと思うところがありますが、仕方ありません。
まとめ
ずばり、じっちゃまのおすすめ
iDeCoで米国株(VTI or S&P500)を積立投資する!
iDeCoのメリットデメリットを含む特徴
メリット
- 掛け金が全額控除(減税)される
- 売買益にかかる税金もゼロ!
デメリット
- 60歳になるまで引き出せない
- 口座維持手数料などがかかる
注意点
- iDeCo口座で買える商品は指定されている
- 掛け金の上限は職業によって決まっている
iDeCoで積み立てるべき商品
- 楽天VTI(楽天証券のみ)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
以上、じっちゃまのiDeCo解説でした!
今回は普遍的な内容だったので、後半のQ&Aは別の記事にします。
まだiDeCo始めていない人は是非、すぐに始めてみましょう!
注意
・じっちゃま自身は「推奨銘柄」とはおっしゃっていません。
・同じ銘柄でも売買タイミングで利益が出ることも損になることもあります。
・投資の最終的な判断はご自身でおこなってください。